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都内でエディトリアルデザイナーをしています。

フォントのパッケージ

パッケージされないフォントデータ。

せっかくアドビさんが便利な機能を作ってくれたのに
自らそれに該当しない仕組みを作るなんて
おかげでこのフォントはFontBookだっけかTypeKitだっけかなんて
考えながらフィニッシュしないといけなくなった。

めんどくさい。いっそ手元に置けないものか
いやいや、それは違反行為です。
遠藤さんに「それ、違法です」と言われます。
ではその「それ、違反です」は違法ではないのか……
あくまで抑止のために叫んでいても
「そっか、それ違反なんだ。なんかカッコいいな」とか
「これだけ言ってるってことは、結構やってる人いるんだな」と
思っちまった人には、アドバイスとなっている。可逆性!

そういう解釈で、違法ではないんだと思った。多分。

パッケージされないフォントは
たいてい不可視ファイルという「.」で始まる
見えないファイルになっている。かも。

LOOK

defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles true
killall Finder

UNLOOK

defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles false
killall Finder


だがこれは、ターミナルから容易に見えるようにできる。かも。
アドビさんのデータも+optionライブラリ/アプリサポート/アドビ/コアシンク/プラグイン/に丁寧に仕分けされて入っている。かも。
コピーして、「.」とって、情報からフォント名コピペすれば
普通にFontBookで使用可になる。かも。
1回フォント作るソフトを介して
新規フォントで使用可になると思っていたので、意外に浅かった。

ただし、これは違法です。
もちろんコピーした時点で。
ファイルにクレジットも残っているし
使用した箇所によっては……権利問題に発展することも?
でも世界中でCC使ってる人がいて
フィニッシュワーカーにオフラインver.配っておいて
フォント如きでアウトライン取らないと印刷できない!って状況。
そんなに長いこと続かないと思う。

かつて海賊版全盛期のDTPでは
フォントやアプリは印刷会社から譲ってもらうもの?
という感覚があった(オレだけか?)
実際、大企業のオペレータやってた人は
作業中ずっとMOにデータコピーしまくって
「持ってるよ」が口癖のようだった。
なぜかPoserとかも持ってて、何になりたいの?と思った。

そう、それらも含め、すべて違法です。
でも近いうち全部配ると思うな〜。
規制規制じゃ何も産まれないし、
権力の強い人たちに都合のいいルールの上でしか
生きることのできない未来なんて、誰も望んでない。
ただ人間は、失敗しないと覚えない。これ日本人ならわかるよな。

選挙公報の入稿、ガラパゴス。

先月末は各所で印刷屋がバタついたことだろう。
モリカケ解散に伴い、党が分裂し、新党が発足し…

そんな中、ひとつ進化できてない印刷物があった
選挙公報である。この印刷物、入稿は未だに版下形式だ。
製版用のスキャナ使うのだろうけど
どうなるかは正直信用できないし、このカオスの中で
色校(モノクロなんで本来なら青焼き)出ない刷り物に
神経使って対処するとは思えない。

こうなったら印画紙で出そう、と思いきや
問い合わせても線数って何?
私らは何日の何時までに原稿を何処に持ってきてとか
大きさはこうで写真はこうみたいなことしか教えられない…と。
んなもん読めばわかるわ!

さらに昨今では印画紙なんて判子ですら必要ないので
窓口で待ってたら出てくるなんてことはなく
中1日かかるというので、そんなに待てないこっちの事情。

結局、その場で出してくれるところ見つけたが
守秘義務の関係でちょっとお願いできず
プリントでなるべくきれいなものを使うという
超不安定な版下を提出することに…

後日、公報を入手するため郵便局に。
あ〜こうなるよね。他の人のはパッキリ白黒出てるのに
後ろにこういう処理するから…

ちなみに公報は150線でした。普通の印刷じゃねーか。
つまり一回製版で分解してるから中途半端なことになる。
何なのこのワークフロー、色校出せないからって
印刷ミスでクレームくるのビビってるだけでしょ。

あほくさ!何百万部刷るんだよ!
がっつり儲けてるんだから、pdfで検パンさせるなり
DTPに持ってく方法はいくらでもあると思います。

こんなんだから、若い人が参加しないんだよ。
もう10年くらい前から版下なんて新しい人は知らないよ。

JPEGデータの解析に問題があります>より早い解決

ここ数年増えてきた、SNS画像の掲載。
そのままJPEGで入稿すると
印刷所から問い合わせがきちゃうので
保存形式を変えたいって時
PhotoShopで開こうとするとダイアログが出て開けない。

ネット上で上がってる解決法を見ると
プレビューで開いて、複製してJPEG劣化最小で最保存。
なんて嘘みたいなこと書かれてました。

SNSの掲載元をたどっても、開ける画像が落とせない。
(ちょっと前まではページのソースを表示でなんとか落とせた)

かと言え劣化させてまで最保存はダメだろう。
そもそも加工するのもいけない他人の画像なんだし。

そこでだ、PhotoShopで開けない画像を
Acrobatにドラッグ>画像を選択しデスクトップにドラッグ

これで難なくPhotoshopで開ける。

プレビューappはメモリキャッシュが低そうなので
一枚一枚チマチマ最保存してたのが嘘のように、早い!

そう! それはAcrobat Proだから!
もうイラっとしない! instagramも

デザインのコモディティ化

コモディイイダというコンビニがあったが
コモディティとは日用品の表現であったり
消費者と商品価値を暗黙知で共有できることを指したりする。

時に現在、日本では各地で印刷の通信販売が隆起し
需要は都心部にあれど、供給は全国区である。

今まで印刷と言えば業者を通していたものが
業者を介さずに購入できるようになっているので
と同時に発注者が個人であることも多く
小ロットであれば、割高な替わりに低料金で済み
敷居が格段に低くなった状態である。
また、品質もコンビニのコピーとさほど変わらないので
商品価値を共有できていると言っていい。

つまり、印刷は現在、コモディティ商品となった。

ではその前工程でもある、デザインはどうか。
印刷用PDFの準備という部分で例えてみよう。
PDFは基本的にはアドビの商品だが、汎用型なので
どんな人でも利用できる状態である。
また、その加工も無料(または安価で有償)で可能である。

ただし、それらを使ってネット印刷に入稿できるかというと…
その判断は、一般的にはできないように思う。

入稿基準を満たしているか、マシンで
チェックする仕組みを取り入れたりしているが
通知されたエラーをどうやって修正したらいいか…
という部分が、まったく一般的ではない。

その前工程のデザインの準備という部分では
アイデア自体は発注者の自由なので価値に制限はないが
それを形(データ)にするのは、多少技術も必要かと思う。

ただし現在はそれらも、ストックされているサイトが
ここかしこ(世界中)にあるので
有償だが安価なため、ダウンロードし放題とも言える。

つまり、デザインは現在、コモディティ化・前夜と言える。

正直、困ることではあるが
例えば、自分で試行錯誤して作ったPDFが
サイト上でエラーを出して
「もうわからない」「専門的なこと言われても…」
「こんなことなら最初から知人のデザイナーに頼めば良かった」
という展開の中で、
「エラーが出たけど、どうしていいかわからない人〜」
という声を聞かせたら、どうだろう。

作業内容によっては、かなり大変なこともあるけど
中には裁ち落としが塗られていない場合もあるだろう。

まあ通販の会社のオペが修正やらないって前提だけども

いろんな意味で、デザインの夜明けは近い…

さんざんさんざめく

昨日から校了で待ちっぱなし
ふと思いついてスコープについて調べた。

仕事でも年に1回ぐらいは出てくる、網点を見る道具。
もう何年も前からスマホのアクセサリーとして
スマホカメラ用レンズが多く出回っているので
スコープも進化してないかチェックした。

驚いた商品:1
リバースドアスコープ
その名の通り、ドアに付いている中の人が来客を確認する覗き穴を逆に覗いて室内を見てしまうスコープ。
誰用? 完全に犯罪幇助。3,000円

驚いた商品:2
防水内視鏡
スネークカメラほどではないが、狭い所にもぐりこんで詳細を見せてくれるスコープ。今イチ扱いにくいらしい。
そんなに下水溝って確認するもの? 完全に悪用前提。7,700円

驚いた商品:3
スマホ顕微鏡
スマホカメラレンズの一種で、100倍〜なかには1000倍のものも。理科の実験程度の遊びから、高倍率のものは血液や精子を確認できたりする。一度使ったら飽きること必須。
自分で見たって診断できなきゃ意味ない。3,000~4,000円

驚いた商品:4
小型暗視カメラ
これもレンズの小型化の影響か。指先ほどの暗視動画カメラ。
トイカメラと謳っているがかなりの高解像度らしい。
ここまで小さくする意味は軽量とか持ち運びの域を越えてるのでは? なんと破格の1,500円前後

欲しいと思った商品:
単眼望遠鏡
結局、よく使うスコープの進化はなかったみたいで

動画はリアルである

拡大しつつある、リアルという言葉の範囲と
その対義語はネット? バーチャル? なんていう議論。
簡単にいうと、生活vs趣味とか言えてしまいそうで。
どっちもリアルじゃないか?

YouTuberな人たちを紹介する(リアルの)雑誌がある
まだコンビニには並ばないところを見ると
2誌あるが、ともにムックで不定期であり2〜3万部か。
そして驚きなのが100P前後で1000円という定価。
ページ10円て高級和紙でも使ってんのか。

このタレント扱いの動画製作者の人たち。
昨今では事務所などのサポート事業も始まり、
ちょっとした産業となりつつある。
MCNと呼ばれるこのサポート事業、
金持ちが作った方舟なわけだが
立ち上げるきっかけについて聞かれて

設立するまで、1年間あったんですよ。その間に、
それまで経験していたリアル店舗とは異なる世界…
eコマースやソーシャルの世界を知った結果、今までとは
全く違う世界に行きたいと思ったからですね。

その過程で、“YouTuber”という方たちを知って
自分とは異なる世界で生きている人たちが集まっていることに
ビジネスのチャンスを感じたので、せっかくなら
誰もやっていない、楽しいと思えることをしたいと思いました。

いろいろ言ってるけど、儲かると思った。でまとめられるのが
すごい話術だなと思ったです。

でも、YouTuberの動画って何がいいかって
早口だし滑舌悪かったり絵ズラ悪いのもいるけど
そんなことおかまいなしに、やりたい放題やって
それを躊躇なく流してるっていう
身近さだったり、お手軽感なんじゃないだろうか

いかにも頼まれて作りました…や
いろいろ精進して覚えて、いい絵作れるようになりました…とか
できなくていいことやっちゃうと本末転倒でしょ。

その辺の需要とのバランス…
アメリカ人は差別化するの得意だからできた。
未だにおもしろ映像なんていうのも
日本製ってやっぱ垢抜けてないし(動物・小児は別)
ちゃんとやろう…とか、できた感および体裁をみちゃってる。

事務所なんて必要ないんじゃないのかな。

流行になると、必ず狩人が出てきて
肉だけ食べて逃げていく。よく言う現実。
ニコニコ動画なんかイベントこそ外の感じするけど
こたつからまだまだ出てない。

やめてやれよ〜。2割はとり杉でしょ。
外国語字幕を全動画に入れるぐらいの対価だろ、ソレ。