デザインのコモディティ化

コモディイイダというコンビニがあったが
コモディティとは日用品の表現であったり
消費者と商品価値を暗黙知で共有できることを指したりする。

時に現在、日本では各地で印刷の通信販売が隆起し
需要は都心部にあれど、供給は全国区である。

今まで印刷と言えば業者を通していたものが
業者を介さずに購入できるようになっているので
と同時に発注者が個人であることも多く
小ロットであれば、割高な替わりに低料金で済み
敷居が格段に低くなった状態である。
また、品質もコンビニのコピーとさほど変わらないので
商品価値を共有できていると言っていい。

つまり、印刷は現在、コモディティ商品となった。

ではその前工程でもある、デザインはどうか。
印刷用PDFの準備という部分で例えてみよう。
PDFは基本的にはアドビの商品だが、汎用型なので
どんな人でも利用できる状態である。
また、その加工も無料(または安価で有償)で可能である。

ただし、それらを使ってネット印刷に入稿できるかというと…
その判断は、一般的にはできないように思う。

入稿基準を満たしているか、マシンで
チェックする仕組みを取り入れたりしているが
通知されたエラーをどうやって修正したらいいか…
という部分が、まったく一般的ではない。

その前工程のデザインの準備という部分では
アイデア自体は発注者の自由なので価値に制限はないが
それを形(データ)にするのは、多少技術も必要かと思う。

ただし現在はそれらも、ストックされているサイトが
ここかしこ(世界中)にあるので
有償だが安価なため、ダウンロードし放題とも言える。

つまり、デザインは現在、コモディティ化・前夜と言える。

正直、困ることではあるが
例えば、自分で試行錯誤して作ったPDFが
サイト上でエラーを出して
「もうわからない」「専門的なこと言われても…」
「こんなことなら最初から知人のデザイナーに頼めば良かった」
という展開の中で、
「エラーが出たけど、どうしていいかわからない人〜」
という声を聞かせたら、どうだろう。

作業内容によっては、かなり大変なこともあるけど
中には裁ち落としが塗られていない場合もあるだろう。

まあ通販の会社のオペが修正やらないって前提だけども

いろんな意味で、デザインの夜明けは近い…

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